
当クリニックの開院前には、平成15年4月から約13年間、宇部市内の病院に勤務し、骨折(大腿骨、橈骨)やケガ等の外傷、骨粗鬆症性脊椎椎体骨折のほか、腱鞘炎、手根管症候群などの手疾患を主として、地域医療、救急医療に携わってきました。
中でも、手外科疾患、特に腱鞘炎(ばね指)、手根管症候群について、多くの手術適応の患者様の腱鞘切開術、手根管開放術を担当いたしました。
また骨粗鬆症に関して、大学院で、現在主に使用されているビスホスホネート(ゾレドロネート)による免疫抑制下骨修復機構について研究し、その経験及び今までの骨粗鬆症治療経験を活かして、日本骨粗鬆症学会認定医を取得しております。
一度骨折を起こすと、新規骨折を起こすリスクは2倍から4倍にはねあがります。そのため、当クリニックでは骨折の既往のある方には積極的に骨粗鬆症治療を勧めています。骨粗鬆症治療薬は、ここ10年で進歩してきていますし、新薬も近々登場する予定で、さらに効果的な治療が期待されます。予防医学的に骨折リスクを減少させることは、医療費抑制、つまり患者様のご負担を減らすことにもつながると考えます。
治療方針のひとつとして大切にしていることは、患部に触れて症状を知ること。
「手当て」という言葉があるように、触診することを理念として丁寧に治療に取り組んできました。
また当クリニックでは、お仕事やスポーツ等の社会復帰、および日常生活活動の改善のため、リハビリにも力を入れています。痛みの軽減や、運動機能の回復、またケガをしない体づくりを目指し、理学療法士と力を合わせてサポートを行ってまいります。
院長の私をはじめスタッフ全員が一体となって、最新の情報、技術を取り入れ、適切な診断、処置を行うことをモットーに、患者様に寄り添い、健康を守るかかりつけ医として地域の皆さまに貢献できるクリニックを目指しています。
松永経光(まつながつねみつ)医学博士 昭和45年12月生まれ
平成元年 熊本県立玉名高等学校卒業
平成10年 山口大学医学部卒業
平成19年 山口大学大学院卒業
平成10年 山口大学附属病院整形外科
平成10年 JA厚生連周東総合病院整形外科
平成12年 宇部興産中央病院整形外科
平成13年 山口大学附属病院整形外科
平成15年 尾中病院整形外科
日本整形外科学会、日本手外科学会、日本骨粗鬆症学会、西日本整形災害外科学会
日本整形外科学会専門医、日本骨粗鬆症学会認定医、日本整形外科学会認定リウマチ医、スポーツ認定医